推しを作っているのは人間だった【AGF2019感想】
雑談のお時間。タイトルの内容は後半に。
何週前よ?って話なのだけれどね、今年オタク初めてAGFに行ってきたので、その感想を書いておきたいと思う。
はじめに!AGFとは?
『アニメイトガールズフェスティバル(AGF)』は、
乙女ゲーム・アニメ・コミック・声優・グッズ・コスプレなど”女の子のためのすべて”が集まる池袋の大型イベント!今年で10周年!
今年で10周年!すごい。女たちによって10年支えられてきたのねすごいよ。
別名、アニメイトゴリラフェスティバル(AGF)である。※その他呼び名あり
なんでゴリラかって?そう、そこは戦場だからだよ。
まぁ簡単なイメージはコミケだよね。実際に参加したことないからネットの情報とかの知識からだけど、ある会場に企業のブースが集まって、グッズなりなんなりを販売する。それを買いに走るオタク。AGFはイベント参加とかもあるよ。
どうやらリアルに走るオタク(階段ダッシュとか)が見うけられるらしく、「やべぇ私押しつぶされるんじゃ」と思っていたけれど、私の周りには走るオタク居なくて安心した。早歩きくらいは居たかも。今年はダッシュする人居たのかな?知らんけど。
今年の来場者数は100355人だったようで…(そのうちAGFメイン会場までやってきた猛者たちは40438人ですって)。え、4万人もあのサンシャインのホールに集まったの?そのうちのゴリラ1人私?え?動員数すごいね?いったい経済効果どれくらい?
もう来場者からお察しだと思うんだけれど、とにかく人が多い。会場に対して人が多い。オタク以外にも出展する企業側もいるし、案内とかのスタッフもいるからとにかく人が多い。ライブ以外でこんなに女に囲まれることないってくらいオタクの女だらけ。たまーーーーに男の人もいた。
そして痛バ勢も多い。ライブとかの会場の経験からイメージしていた数よりは少なかったけれど、やはり痛バ持ってくる人一定数いる。私はその痛バを見て、そのオタクの推しを当てる遊びを一人で楽しんでいた。描かれているキャラクターだいたいわかっちゃうのオタクの宿命だよね。
あと会場が暑い。散々言われているけれど暑い。とにかく暑い。自分で体温調節するの大事だなって思った。暑くなったらほとんど休んでた私()
これは余談だけれど、私サンシャインシティって結構な確率で迷子になる(地方勢です)。あのホールまでたどり着けないのよ。一度別の展示会に参加するためにホールまで行ったことがあるんだけれど、その時は友達が連れて行ってくれて。で、今回も同じ道を辿ったと思ったんだけれど、謎なところに出たよね。今でもあそこがどこだがわからない。とりあえず身近にいたスタッフさんに聞いて解決したけど、あのスタッフさんが丁寧に教えてくれなかったら私はどうなっていたのだろうと思う。ありがとうスタッフさん、私無事に待機場所ついたよ(今さら報告)。
そしてここからが本題。
なぜ私がこの記事のタイトルにまでしようと思ったかって話。
私は今まで、ゲームの不具合で問い合わせだの、グッズが不良品で交換してもらっただのと運営さんに何かとお世話になってきたのだけれど、今まで対応してきてくれた数々のコンテンツの運営さんがみんな良い人だったの。対応が早かったり、丁寧だったり。問題が解決されたことによって、安心感が得られた。
ほとんどメール等の文面でのやりとりだったから、声でやりとりするわけじゃなくて。なんだろう、リアルさが無いというかさ(問い合わせの対応って結構マニュアルあったりするじゃない?)、3次元の人間!っていう感じがなくて、神秘的な存在だった。某刀の二次創作でよくある面をつけた審神者をイメージしてくれ(そこ?って思うかもしれないけど、私にとってはまさにそれ)。
いや、神秘的なのもそうなんだけど、私にあそこまでの安心感を与えてくれたのはもう神と錯覚していたな?ゲームのデータ戻ってきた時あまりの嬉しさに「運営さん神じゃん!!!!」って思ってたこと余裕であったわ、うん。そう、AGF参加前の私は運営さんを神格化する勢いだった。
その状態で今回AGFに参加してきたわけなんだけれど。
AGF参加した人ならわかるかな、会場内ではさ、ブースの前でみんなチラシ配ってたり、声出して告知してたり、ブースの前を通りかかった人やブースに来てくれた人に声かけをするのよ。
企業努力がもう垣間見えるわけ。垣間見?いや、モロ見え。きっとこの人たちは今日のために一生懸命準備したんだろうなって。どういうブースにしようか、どういうイベントやろうか、購入特典は?グッズはどれをどのくらい?フライヤーはどういうのを配る?当日の人員配置は?とかさ、みんな会議したり、各々制作・進行したり、業務の依頼をしたりと、仕事(という名の準備)をして今日を迎えたんだなって思ったの。
まぁ当日ブースに立つ人は、営業担当とか表向き担当の人がやると思うんだけれど、その人たちがとても気さくで優しいし丁寧だしノリが良いんだ。私はその人たちと接してびっくりした。
実際に企業側の人たちと接してみてさ、神秘的(ミステリアスというかとにかく謎に包まれていた)であった運営の人たちは、どこにでも居そうというか。普通に東京を歩いていたら何気なくすれ違っていそうだし、電車に乗っていそうだし、居酒屋とかに居そう(もう合コンの席にいてもおかしくない←ごめん)くらい、普通な人たちだった。なんだか聞こえがよろしくないような、ほんとごめんな。
さっき話した通り、私は運営さんを神格化していたレベルだったので、なんとなく私の想像と現実のギャップに驚いた。あ、ショックを受けたわけではないよ。「あ、こういう人たちが作っているんだ」と思った。
会場に行ってブースに入ったその瞬間にね、いつも見ていたコンテンツが、いつもとは違って見えたの。あれよ、漫画でよくある「モノクロだった世界に色がついた」的なあれだよ。別に色ついたわけじゃないけどそういう例え。平時のオタクしている私が見ている世界とは違う世界が、そこに見えた。今振り返ってみると、これまで少し浮き足立っていたのが現実を見たのかな私?
それと同時にね、好きなものは好きって言わなきゃ。好きなものには金を出さなきゃって思った。推しを作っているのは人間だから。推しは神じゃないし、推しを作っているものも神じゃない。推しは人間から生み出された創作物なんだ。きっとこの人たちや、その日ブースには来ていなくとも普段裏で頑張っている他多数の人たちによって生まれ、今も継続されているのだと。
今後も推しを作り続けていくためには、人間そのもの(本件においては運営さん)が成り立たなければならない。つまり、生きていくための金が必要だな、この人たちにも生活があるから。
じゃあその金はどこから出るの?ーーあ、ファンから出てくるのか。
推しが生み出され、その存在が継続されるためには、ファンの支援が必要不可欠である。これはもう多くの人たちが論じていると思われる課金問題だね。もう金よ。世の中金。まぁ金ないと人間生活できないしなぁ。
私は「好きだ!」とか、「良かった…」と思ったときには感謝の気持ちで軽率にお金を払ってしまうのだけれど(だから貯金ができない)、人によって収入もお金の価値観も違うんだから全ての人に平等なことは求められない。でも、そのコンテンツを継続させるためには、金なり広告塔なりそのコンテンツにとって有益なことをしないといけない、そういうのないとコンテンツ終わっちゃうから!!!!!!(ここ最近のサ終を見ながら)
金のこともそうなのだけれど、好きって気持ちを伝える必要性も感じてしまったよね。義務ではないけど、そういうのがあったらきっとプラスに働くんだろうなぁと。
人間は感情をもつ生き物だから、楽しかったら「楽しい」って伝えていかないと人間として成り立っていかないんじゃないかとその時思って。嬉しかったら「嬉しい」、好きなら「好き」って何らかの方法で伝えなきゃいけないんじゃないか?人間が何かを、推しを作り続けていくために。作り続ける心の支えとなれるように。
ていうかやっぱ人から感謝されるの嬉しいじゃん?(突然)
人にされて嫌なことは自分もしないようにしようぜ的なアレで、自分がされて嬉しいことは他の人も嬉しく思っているかもしれない(かといって自分の嬉しいこと押し付けはよくないか)。
でも何をしたら気持ちが伝わるかわからなくて悩む今日この頃なんだよね。気持ちじゃ飯は食えんしな(そこ)。ファンレターでも書くとか?ヤギじゃないから食べられないよ(そこ)。アンケート回答するとか?(好きって気持ちはどこへ)
そういうのに悩んでしまう人間だからぽーんと課金してしまうんだな自分、と思う。
なんだか取り留めのない文章になってしまった。これ以上に書きたいことがあったような気がするのだけれど、ボキャ貧故に上手く表現ができなくてもどかしいところ。あと書くのが遅かったのも原因かな反省します。もしかしたら後で何度か編集しているかもしれない。
あーあ私がAGFで買ったグッズも運営さんにとってプラスに働いているといいな。グッズ厨降りたのでみなさんを養えるほどのお金は落としてないのだけれど、この購入によって少しでもみなさんの懐が温まるといいね!私の懐は寒くなったけどな!
なにはともあれAGFお疲れ様でした。疲れたけど楽しかったです。まる。